お電話でのお問い合わせ 096-211-4052
< 営業時間 > 9:30-18:30
お知らせNEWS
カテゴリー
過去の記事

【スタッフコラム 】AR(拡張現実)とは?

 

ますます活用が進むAR(エイアール)。
「ポケモンGO!」などでARを体験したことがある方も多いのではないでしょうか。
私たちが普段使っているスマートフォンには、たくさんのARを使ったゲームやアプリがあり、街中でもキャンペーンなどでよくARが利用されているのを見かけます。
今回の記事では、そのARの基礎知識〜どう使われているのかなど分かりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

 

AR(拡張現実)とは?

ARとはAugmented Reality(オグメンテッド・リアリティ)の頭文字で、日本語では「拡張現実」と訳されます。
ARのAugmentには、増大させる・増加させるなどの意味があり、現実の世界(Reality)にコンピューターで作った様々な情報を付加して表示させるという技術です。

ARを体験するにはスマートフォンやARグラス(スマートグラス)等のデバイスを用いて、それらを対象にかざすことで付加された情報を表示させることができます。

 

ARの仲間?ARとVRの違い

ARとよく混同される「VR」という技術があります。
ARとVRの違いは、ベースの世界が現実か仮想かということです。

VRはVirtual Reality(バーチャル・リアリティ:仮想現実)と呼ばれ、その名の通り、仮想空間に造り上げられた3Dの世界です。
VR専用のヘッドセットやゴーグルなどを装着すると、その仮想の世界に自分がいるような感覚を体験することができます。
VRは主に、ゲームや職業訓練などでよく活用されています。

 

ARの種類と仕組み

ARにも様々なタイプがあります。
少し詳しく見ていきましょう。

・ロケーションベースAR

・マーカー型ビジョンベースAR

・マーカーレス型ビジョンベースAR

ロケーションベースAR

ロケーションベースとは、GPSの位置情報を利用する方法です。
位置情報と連動し、スマホに内蔵されている加速度センサーや磁気センサーで方角や傾きなどの情報を取得することで、表示させる場所を決めています。
道案内アプリなどに使われています。

<メリット・デメリット>

時間や場所に左右されずに利用でき、開発のハードルも低め
しかし、GPSに頼る部分が大きいためGPSの精度によっては場所ズレなどが起こる

 

マーカー型ビジョンベースAR

ビジョンベースとは、オブジェクトを読み込むことでARを表示させる方法です。
ビジョンベースには2種類あり、その中のひとつが「マーカー」と呼ばれる、ARを表示させるためのオブジェクトを利用する手法です。

<メリット・デメリット>

マーカーを起点に確実に場所を特定できるので、安定してARの表示ができる
開発難易度が上がり、マーカーの設置または配布などの作業が必要になってくる

 

マーカーレス型ビジョンベースAR

マーカーを必要とせず、カメラで認識した空間情報や特徴点などをマーカーの代わりにしてARを表示させる方法です。
自撮り加工アプリなどでよく使われています。

<メリット・デメリット>

マーカーを設置しにくい場所などでもARを表示させることができ自由度が高い
デバイスにはある程度のスペックが必要になる、開発側の高度な専門知識と技術が必要になってくるのに加えコストも工数も掛かる

 

ARの活用シーン

現在、ARはどのようなところで活用されているのでしょうか。

・プロモーション

広告の分野ではARを使ったPRが非常によく行われています。
商品パッケージに始まり商業施設の催し物など、様々なイベントやキャンペーンにARが採用されています。

 

・観光業界

観光地の紹介・案内にARが活躍しています。
道案内の看板や自治体が発行するタウン誌などではARを使って情報を配信するなど、観光客向けのPRにARが使われています。

 

・インテリア

商品購入前のシュミレーションとして家具メーカーがAR機能を付けたアプリを提供しています。
ARで検討中の商品を配置してイメージし易くすることで、購入の後押しをするサービスとして使われています。

 

・ファッション業界

ファッション業界もARが多く活用されています。
アパレルメーカーは店舗に仮想試着用のモニターを導入したり、公式アプリにARを組み込み自宅にいながら試着ができるようにすることで、ECならではのミスマッチの削減に取り組んでいます。
また、アパレルだけでなくコスメ・アクセサリー・メガネなどもAR機能を使い試着ができるアプリが提供されています。

 

・医療現場

医療の世界ではAR/VR共に注目されており、ARでは遠隔医療支援サービスや手術前のシュミレーション、手術中の情報確認などで活用されています。
特に遠隔医療支援は日本でも広まりつつあるとのことで、医師不足の解消になるのではとして注目されています。

 

ARを今すぐ体験できるアプリ3選!

ここまでなんとか読んだけど…ARやっぱりよく分からん…と思われている方、全然大丈夫です!
今すぐ使えるARアプリを3つピックアップしてみました。
ぜひ、ダウンロードしてARのわくわく感を感じてみてください。

計測(無料)

iOS(iPhone)に標準インストールされているメジャーアプリ「計測」です。
ARメジャーとも呼ばれ、測りたい物にアプリをかざすと自動でグリッド線で囲んでくれて、タテとヨコの長さが表示されます。
また水準機能も付いているので、水平が取れているかも確認ができます。

 

らくがきAR(¥120)

自分の描いたイラストにアプリをかざすと、イラストが動き出すARアプリです。
動き回るイラストにニンジンやリンゴなど餌をあげることができ、お子さんと楽しむにはもってこいのアプリです。


Pikmin Bloomピクミンブルーム(無料)

Nintendoの人気ゲーム「ピクミン」の位置情報ゲームです。
ARカメラ機能を利用してピクミン達と写真を撮ることができます。
非常にゆるく、ほのぼのとしたゲームです。


ちなみに、ここに並べるのも恐れ多いですが、弊社のHPでもARをお試しいただけます。
毎月ロックスクリーンをARで配信しているので、よかったらお試しください!
ARサンプル

 

まとめ

今回はARの基本から活用シーンまで解説しました。
ARはゲームやビジネス、医療など様々な分野で活用が期待され広がっています。
私たちの生活に身近なサービスもこれから増えていくでしょう。
もし、ARに少し興味が湧いた、どういうことができるのか詳しく知りたいと思われた方はぜひ有限会社ディーナまでご相談ください。
この情報があなたのお役に立てば幸いです。

 

資料ダウンロード お問い合わせ